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2006年10月29日 (日)

電子ブックを読んでみて

 Ttimeyoko Ttimetate

 漫画以外はたいてい1MB以下なので、ペルーの回線でも1分あればダウンロードできます。僕は「T-Time」という閲覧ソフトが好きなので、ドットブック形式を選んで買っています。

 T-Timeは自由に文字の大きさが変えられます。読書好きの祖母と図書館に行ったら、ワイド版岩波文庫を見て大喜びしてたのを思い出します。

 大きさを変えると、文字組みが変わり、例えば「~でした。」が「~でし(改行)た。」になりします。1文字で1行使うのはかっこ悪い。「キャーッ!」でめくるとミステリーなら惨劇があってほしいわけですが、そうもいきません。作家や編集者のこだわりが報われなくなります。

 T-Timeにはページの概念がありますが、文字組みが変わるとページ番号もその都度振り直されるため、画面下部のバーと%表示で読んでる位置を把握します。本だって分厚いと今1/3のとこ読んでる、って把握の仕方しますよね。あれと同じ。

 T-Timeは縦組み横組みを変更できます。モニタで文字を読む場合、メールやWebのおかげで横組みに慣れてますが、行変えの少ない文章の場合、縦書きにした方が1行が短くて読みやすいです。あと、液晶は暗くした方が目に優しいです。

 僕は本を読むとき、後でメモろう思ってところどころ栞を挟むんですが、足りなくなってくるとティッシュペーパーを千切って挟みます。これが非常に見た目が悪い。T-Timeだといくらでも付箋が貼れるのでいい感じです。

 パソコンで読む場合、本を持たなくていいので手が楽です。マウスをクリックするだけなので、手が汚れてても大丈夫。ケンタッキーをかじりながらページがめくれます。難しいのが寝転んで読むことと風呂で読むこと。防水の読書端末待ちです。

 あとは、冊数が増えてくると蔵書管理ソフトが欲しくなってきます。今ある管理ソフトは著作権保護のために存在するため、使い勝手のよいものが見当たりません。音楽配信におけるiTunesのようなソフトが現れてくれればよいのですが。

 iPodは音楽から動画・ゲームと、リッチな方へ進んじゃいましたが、新機種はタッチパネルの大型液晶になるって噂があるので、ついでに電子ブックに本格対応してもらえないでしょうかね。iTunes Music Storeで本を売ってくれたらもっとありがたい。オーディオブックは既に扱ってるんだし。

 紙の匂いや手触りが無い分味気ない気もしますが、木・皮から紙、手書きから活字へと、これまでもたくさんの味を捨ててきてるわけで、いい読書端末が出たら案外あっさり捨てられてしまう気がします。携帯はまだ画面が小さく読書には向かない気がしますが、中高生はあれで小説読んじゃうんだからすごいですね。書籍と電子ブックの壁、とか考えちゃう時点で僕はオールドタイプなのかもしれません。

■追加■
 本は安い金額で長い時間楽しめちゃうから、送り手としてはあんま儲からなさそう。
 あと、今んとこ動画と文字では違う種類のモニタ使った方がいいから、動画の方を向いてるAppleは、本はおまけとしてしかサポートしない気がします。本気出したらすごくいい読書端末作ってくれそうなだけに残念。
 携帯小説ってのも出てますが、視界に入る文章量が少ないせいで、息の長い文章は読む気がしません。今あるものだと詩(俳句や漢詩)や短いコラム、会話や短い文章主体の軽い小説が限界だと思います。
 今後、携帯の画面がさらに大きく、高精細になって文庫本と同等の視野が確保されるかも。それか、今の携帯に向いた文体で新しい推理小説が書かれるようになるかも。僕は前者が希望ですが、後者もちょっと面白いかもしれません。
 ワープロの登場で推理小説はだいぶ変わったらしいけど(書き直しやすいから論理的になったとか)、携帯のおかげでまた変わるかも。携帯だと戻って読み返すのが面倒だから、荒唐無稽なトリックが復活するとか。

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