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2006年11月27日 (月)

闘牛、全体の流れ

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 日曜に闘牛を見に行きました。前もって専門サイト「ソル・イ・ソンブラ」と「スペインなんでも情報 リアルタイム!!」の闘牛コーナーで予習して行きました(感謝!)。正直、何も知らずに行ったら面白さ半減だった気がします。

 旧市街を車で走っていると、デモ行進が1車線占領しています。プラカードには「闘牛反対!」とありました。闘牛場は、そこからリマック川を渡った先にあります。本来デンジャーゾーンですが、その日は警官が出張っていて、高級車が路肩にバンバン駐まっていました。僕らもそれに倣って路駐します。誘導してくれた少年が見張っていてくれるようです(もちろん有料で、帰るときにS/.3渡した)。

 プレイガイドで買っておいた入場券を見せ、闘牛場の敷地内に入りました。開始30分前ですが、レストランや屋台でみんな呑んだくれています。席によって値段が違いますが、僕の席はS/.235(8,464円)しました。例によってほとんどが白人で、知己を見つけては挨拶を交わしています。

 1枚目に写ってる座布団S/.3を買い(借り?)、水S/.4(普通S/.1なのに)を調達して散歩。併設された小さな教会で闘牛士たちが礼拝をしていました。横に馬がスタンバっています。

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 建物内でもう一度指定券を見せ、座席へ。誘導係に位置を聞いたら当たり前のように嘘をつかれ、自力で見つけ出した席には歓談中の老夫婦。席替えが面倒らしく、「隣に座れ。もしその席の持ち主が来たら我々は本当の席を探すよ」とのこと。

 予定通り15時半に闘牛士たちが入場。メンバーはSebastián Castella、El Juli、Vicente Barreraの3人。

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 牛が放たれます。元気に走り回っています。ピンクの布(カポテと呼ぶそうです)を持った助手が出て、順番に牛をあしらって疲れさせます。中に一人やたら落ち着いて捌いてるやつがいるなと思ったら、闘牛士本人でした。

 馬に乗った槍方(ピカドール)へ牛は誘導されます。牛が馬に体当たりしている間に、馬上のピカドールが牛を刺します。サクッと刺して引き上げると歓声が上がりますが、ずっとズブズブ刺してるとブーイングです。そこまで弱らせるやつがあるか!って抗議みたいです。馬いい根性してるな、取り乱さないよなと、感心したんですが、黒い布で目隠しされていました。

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 助手が両手に銛(もり)を持って現れます。2本ずつ3回、計6本刺します。別の試合で助手の一人、肌の色からしてペルー人っぽいでぶっちょが、刺し損ねて非難ごうごうでした。他の助手は布で牛の注意を逸らせたりしてサポート。闘牛士は近くで飲み物を飲むなど余裕かましてました。

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 いよいよ闘牛士(トレロ)が本気モードです。今度は赤い布(ムレタと呼ぶそうです)とサーベルを持っています。闘牛サイトによると、真剣ではなく軽い模造品だったりするそうです。プレシデンテ(主催者)の前まで来て何か言ってます。プレシデンテは僕の後方高いところに陣取っていました。僕の席いい席っぽいです。

 真ん中で帽子を投げました。隣の老夫婦曰く、落ちた向きで吉兆を占うそうなんですが、みんなちゃんとした向きになったのは偶然なんでしょうか。

 赤い布でおびき寄せ、ひらりひらりとかわします。闘牛士によって盛り上げ方に個性がありました。楽団の演奏も始まります。楽団がサボってると、客が「ムシカ!(音楽)」と怒鳴って促してました。ブンチャカブンチャカ哀愁のある吹奏楽です。

 上手くかわすと「オレ!」と観客席から掛け声が上がります。連チャンでクルクルすると「オレ!」「オレ!」と徐々にみんなの声量が増していきます。何コンボか決めた闘牛士は、いったん距離をとり、剣を振るなどして見得を切ります。パチパチと拍手が起こります。

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 牛がへたってくると、闘牛士は柵まで戻って剣を交換します。牛に正対し、切っ先を向けて構えます。客が「シーッ」「シーッ」と言い出し、徐々にその声も止んでいきます。と、闘牛士の気合いに反応して牛が飛び出し、闘牛士も飛び上がって交差、首の後ろあたりをサーベルで貫きました。

 牛はしばらく歩き回りますが、やがて崩れ落ちます。闘牛士は「どうだっ!」と再び見得を切り、歓声が湧きます。スタンドに白いハンカチがひらひらし始めます。これは、闘牛士に牛の耳を与えろというゼスチャーです。プレシデンテの方を向いて、口々に「1枚」「2枚」とアピールがあります。

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 プレシデンテの判定に応じて牛の耳が切り取られます。闘牛士はそれを持って観客席の前を回り、投げ込まれる赤い花を回収しつつ退場します。帽子を投げ込む客が何人もいて、助手がいちいち拾って投げ返してました。いまいち意味がわかりませんでした。飲み物の入った革袋を投げ込み、投げ返してもらってる人もいました。なんでしょね、あれ。

 一方牛は、動かなくなったあと、助手に短刀らしきものでとどめを刺され、数頭立ての馬に曳かれて退場します。これを6試合繰り返し、ほぼ3時間。次へ続きます。

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