2007年6月 1日 (金)

お手伝いさん効果

 毎週水・日と来るお手伝いさん。「ペルーでもメイド服売ってんのかな」とよぎりましたが、いかんせん彼女は子連れで来るので雰囲気出ません。

 彼女の料理はどれをとってもやたらいけます。ペルー料理で使う香料のうち、名前はわからないんですが苦手なやつがありまして、それをあまり使わないから口に合うんだろな、と分析。が、ある日ゴミを捨てていて真相が発覚。この油のボトル、こないだ買ったばっかのやつだ!。俺こんなに油飲んでんだ、そりゃ旨いわけだ、とデブ丸出しの結論。見てるとご飯炊くときまで入れてます。でもこれペルー人の同僚に聞いたら当たり前らしく、僕が水だけで炊いたインディカ米より、彼女が炊いたほうが食べやすいです。

 毎回3食くらいに分けないと食べ切れない量を作ってくれます。本人も多いと思っていたそうで、「最初作りすぎたのに文句を言われず、次来たとき全部なくなってて驚いた」。あぁ、死ぬ気で全部平らげましたっけ。大量の作り置きは終盤飽きてきますが、食費が浮くし、何より料理はバランスの芸術なので、彼女の味付けを愛する僕は敢えて一切注文付けないことにしました。油も量もそのままで。

 おかげさまで彼女が来出してすぐ4キロ増えました。俺にとっちゃ誤差、と豪語してたんですが、この調子だと高値安定しそうだったので、最近は余所で食べる量を減らしてバランスを取ってます。

 他にも影響は随所に見られます。まず水曜に学校遅刻しなくなりました。月・火と受講してそろそろサボりたくなる頃合なんですが、「なぜ出かけないの」と訝られるのが嫌なので、しっかり登校するようになりました。日曜も彼女が来るので早めに起きます。幼い娘さんが風邪を引かないよう除湿機で寒さを和らげ、TVを子供向けの37ch「Discovery Kids」に合わせておきます。部屋も整頓しています。掃除機かけるときに邪魔だろな、と脱ぎっぱなしの服なんかをしっかり片すようになりました。

 Empleada1 Empleada2

 フライパンいっぱいのカウサ・レジェナ(Causa rellena:マッシュポテトにささ身が詰めてある)、山盛りになったレジェノス・デ・パパス(Rellenos de papas:ひき肉のコロッケ)。やっぱ多いかな…。

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2007年5月31日 (木)

握手

 ラテンアメリカで常に携帯しておかないといけないのが良く水を吸うハンカチ。顔馴染みになるとしませんが、初めて会ったり、商談だったりすると必ず握手します。必ずです。この時トイレを出たばかりで手が濡れていると慌てまくりです。日本だと自然乾燥を決め込むことができますが、特にリマは湿度が高いこともあり、片時も油断できません。

 握手の習慣自体最初戸惑いましたが、慣れると悪くないもので、ただ言葉を交わすだけの挨拶より「会ったな」「会いましたな」感が高く、意味が深い印象です。

 パーティーの席で、相手が女性だったりすると、軽く抱いてほっぺたをぺちゃっと合わせます。こちらは未だに慣れず、ぎこちないんですが、やったあとはいつもふわふわと良い気分になります。

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2007年5月30日 (水)

語学学校の評価法

 レベル6までは前期平常点、後期平常点、試験結果を足して3で割り、70を超えていれば進級でした。レベル7以降になると上の3つにレポートが加わります。4つの平均が70点以上必要。

 講師は毎日生徒を5段階評価していて、0は「休み。話さない」、1は「Sí・Noしか言わない」、2が普通、4が続くようなら上のクラスへの編入を検討するらしい。月の前半ずっと2が続くと前期平常点は70点、4が続くと100点。後期も同様。たまに用事で行けないことがあるので、欠席で減点されるのは衝撃でした。たくさん話せばいいってもんでもないようで、ブラジル人の女の子が「なんで私が80点ないのよ」と講師にくってかかりましたが、「文法的に正確でなかった」とばっさり。ただたくさん話せば有利なのは確かで、押しの強い奴がたくさんいると発言する機会を失い点数が低くなります。ぽつりぽつりと目覚ましい発言するなんて難しいですから。やはり生徒は4人ぐらいが理想。

 期末試験は1時間で、大問5つに別れています。ヒアリング、会話文作成、文法穴埋め、長文読解、作文が各20点ずつです。読解は10の小問にV(Verdadero:正しい)、F(Falso:間違っている)で答えるんですが、僕は毎回10点。サイコロを転がすのと同じなのでとても悔しい。講師によっては細かい文法ミスを見逃すかどうかで下駄を履かせてくれます。おかげで僕は平均70点ジャストだったことが2度あります。答案が返ってくると、合ってるところにチェックマークが、間違ってる箇所に丸が付いているのでいつも寒気がします。

 レポートは西語で書かれた短編小説を読み(翻訳物は不可)、その要約と感想を書きます。提出したそれと、その内容を口で発表した様子が採点され、両者の平均が評価になります。講師お薦めの作家は以下の通り。

 Julio Ramón Ribeyro(ペルー。1929-1994)
  "Los gallinazos sin plumas","Alienación"
 Mario Vargas Llosa(ペルー。1936-。大統領選でフジモリと争った人)
  "Los Jefes"
 Abraham Valdelomar(ペルー。1888-1919)
 Alonso Cueto(ペルー。1954-)
 García Márquez(コロンビア。1928-。ノーベル賞受賞。「百年の孤独」)
 Julio Cortázar(アルゼンチン。1914-1984)

 他の生徒を押しのけて喋ったり、だらだら長い作文書いて提出する奴は糞だと思っていましたが、帰国が近付いてることもあり、これ以上落第で足踏みできません。また、自分の間違った喋り癖や書き癖を訂正してもらえる機会はここしかないんだと今更ながら気付きました。けっこう間違って覚え込んでる活用や名詞の性別があるんですよ。帰国したら学校行く時間なさそうなだけに、お題に則った作文をメールしたら添削してくれる団体ってないかなぁ。ペルー人の知り合いに頼む手もあるけど、いい感じの添削って誰にでもできるわけじゃないんですよね。

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2007年5月29日 (火)

語学学校に見るお国柄

 性格を現す単語をいくつか、加えて、その程度を表す表現を習いました。

講師「ペルー人はagradable(愉快)ですか?」
日「とてもagradableです」
伯「全然agradableじゃないわ」

講師「ペルー人はpuntual(時間に正確)ですか?」
日「puntualではないです」
伯「とてもpuntualだわ」

 ペルー人はブラジル人と日本人の中間に位置するようです。

 形容詞の絶対最上級を習いました。rico(美味しい)がriquísimo(めちゃくちゃ美味しい)になる変化です。

講師「あなたの国の大統領を絶対最上級で評してください」
独「inteligentísimo」(めちゃ賢い)
日「infantilísimo」(めちゃ幼稚)
セ「mentirosísimo」(めちゃ嘘つき)
中「grandísimo」(めちゃ偉大)

 体制は批判した方がかっこいいのかな、と安易な僕ですが、ドイツの彼女のように素直に評価できるのが良い関係ですね。セルビアの彼女は一応笑いながら。「偉大すぎ」には皆ぎこちないリアクション。

 テキストはスペインからバスクやカタルーニャ地方が独立したがっているという内容。

講師「あなたたちの国にも独立したがっている地域はありますか?」
独「ありません」
日「ないと思います」
セ「いっぱいあるわ(笑)」
中「ありません」
独日セ「…」
日「…(独に向かって小声で)あったよね」
独「(頷き、中に向かって爽やかに)チベットは?」
中「チベット?、どこそれ」
独「ヒマラヤの辺りよ」
中「ああ、少数の人たちがそう言ってるらしいね。でも少数だよ」

 まぁ人数で比較したら少数なんだろな。

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2007年5月28日 (月)

西語学習、有利不利

 4月に受けたレベル7。中国から来た生徒たちの内2人は学生時分にペルーに来て、もう6年とか8年とか。じゃんじゃん喋りますし、ヒアリングはほぼ完璧。でもテストの点が散々で、容赦なく落とされていました。成績発表時に講師が一人ひとり講評していくんですが、「あなたは流暢に話すけれど、まったく複数形を使わないのが問題です」と注意していました。答えて言うには、ペルー人の友人たちは誰も文法ミスを指摘してくれないんだとか。

 ドイツ人の生徒は難しい単語をよく知っています。でも返却された答案を見たら、作文が訂正の筆で真っ赤っかになっていました。間違ってるのは全部冠詞や形容詞。西語では男性名詞か女性名詞かでそれぞれ変化するんですが、ドイツ語にだってあるはず。慣れてるんじゃないの?と聞くと、慣れてるのと逆だから困るんだと主張。例えば月は男性、太陽は女性名詞だそうです。真逆です。こりゃ先入観がある分厄介かもしれないなぁ。そういや第2次大戦もので、この違いを使ってドイツ人のスパイを見抜く話があった気がします。更にドイツ語では中性の冠詞があったり、男性名詞が複数形になると女性用の冠詞を付けるんだとか。なにそれ。

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2007年5月27日 (日)

牙をむく語学学校

 1月、12まである内のレベル6をクリアしたんですが、2月は生徒が揃わず休講。3月のレベル7はあっけなく落とされました。4月に仕方なく再履修しましたが、毎日やる宿題がとても新鮮。そりゃ落ちるわ。ただ、10人いた生徒のうち欧米系の4人は高得点で通過しましたが、中国人3人と韓国人1人が落とされました。教え方に問題はないのかと疑問に。一方僕は、試験が前回とまったく同じ内容だったためなんとかパス。同じ問題は手を抜きすぎだろ。でも先月64点だったのが70点になっただけ。なんだそのギリギリは。

 5月の開講日、生徒は僕と中国人の2人だけ。他のみんなは旅行や帰国で登録しなかった模様。講師曰く普通2人だと休講になるそうです。次の週に入ってすぐドイツ人とセルビア人が入ってきました。なるほど事務方の鋭い読みです。生徒数2人の時はひたすら当てられるので息が詰まりましたが、4人だと多少ゆとりがあります。ペアも2組作れるので教科書の課題もなんとか実行できます。課題を解いてる間、講師がそれぞれのノートを覗いて綴りのミスなどを指摘してくれます。これは人数が多いと無理。

 宿題は増えたし、短編を読むレポートまで課されました。さすが後半戦、これまでみたくフラッと行ってぼーっと聞いてるだけでは駄目なようです。

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2007年5月26日 (土)

バスに乗る人たち

 5分だったバス通勤が、引越で片道1時間になってしまいました。通勤ラッシュに巻き込まれると1時間半かかることも。金曜の夜なんて最悪です。車で湾岸道路を走ると30分なんですが、バスは海岸を走りません。タクシーの運転手も夜は海を避けます。置き石や強盗がいるからだそうです。

 バスは原則5分間隔くらいで来るはずなんですが、たくさん乗っているバスは降ろすために何度も停まるし、空席の多いバスは早く客を拾おうとかっ飛ばします。距離が長くなるとどうしても並んだエレベーターよろしく歩調が揃ってきてしまいます。ひどい時は3台同じ会社のバスが並走しているのを見ました。そのため15分くらい待ってても何も来ないことがあります。

 僕はOrion社のバスを使っているんですが、同僚に教わった白と赤のバスに乗ったのに、見当違いの方へ走り出しました。あ、そういや19番じゃなかった。1社が1路線ってわけじゃないのか。同僚が色だけでなく番号も教えてくれた意味がようやくわかったんですが、時既に遅し。

 乗客の皆さんは、ぼーっとしたり、寝たり、本を読んだり、音楽を聴いたり、電話したり(通話OK)とあまり日本の通勤電車と変わりません。違うのは物売りがいること。お菓子やパンを売る人が乗ってきて、車内を一巡りして降りていきます。料金は払っていません。施設の人が寄付を求めたり、ギターを演奏する人もいます。初めて見た時はS/.1渡しましたが、その直後別の売り子が乗ってきたのできりがないとやめました。でもペルー人は毎回2、3人が払っています。これは信号で車の窓を掃除したり、芸を見せる子供たちに対しても同じで、みんな親切です。

 降りる時は集金人に「esquina(角)」「semáforo(信号)」「paradero(バス停)」などと言って停めてもらいます。通りの名前や施設名も使えます。当初「Avenida 28 de Julio」「Plaza San Miguel」とフルネームをまくし立てていた僕ですが、今は周りを真似て「28」「Plaza」と華麗に省略しています。

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2007年5月25日 (金)

バス事情

 Bus1 Bus2 Bus3

 かつては謎だらけだったバス事情なんですが、同僚に教わって多少仕組みがわかってきました。まずは種類。左のがオムニブス(ómnibus)。ミニブス(minibus)とも。一番大きいんですけどね。図体がでかい分トロいのであまり乗りません。

 真ん中はコステル(custer)。辞書に載ってないので同僚に聞き直したら英語だと。でも英語でもなさそう。どうやら語源はToyota Coasterのようです。僕が毎日乗ってるのはこれ。

 右はコンビ(combi)。Toyota HiAceやNissan Caravanが中心。語源になっているVolkswagen Combiもたまに見かけます。窮屈なので僕は滅多に乗りません。

 リマ市内には何本もの路線があり、それぞれ入札でバス会社に割り当てられます。バス会社は1路線あたり50台くらいを管理。1台1台の所有者は運転手本人か、オーナーが別にいて運転手に貸し出しているそうです。

 運転手の賃金は歩合制なので、たくさん載せれば載せるほど儲かります。そのため他のバスに客を渡すまいと少しでも早く駆け抜けようとします。同じ路線のバス同士で客を奪い合うことになるので、バス会社は人を雇って路線の要所要所に待機させています。彼らはバスが来ると前のバスがいつ通過したかを教えます。タイムカードを使っているのもよく見ます。運転手はそれを聞いて、5分間隔になるように調整するそうです。

 日本ではワンマンバスが主流ですが、ペルーのバスには集金人(コブラドール)がいて、料金を回収したり、行き先を叫んで集客します。彼らは運転手と契約し、固定給をもらっているそうです。女性(コブラドーラ)もたまに見かけます。

 料金は基本的にS/.1で、短距離だとS/.0.5しか払わずに済む場合もあります。区を丸々1つまたぐくらいの距離になると、S/.1.2や1.5になります。バスの中に貼ってある料金表によると、日曜祝日は料金アップだそうですが、僕は日祝に乗ったことがないのでわかりません。

 Bus4

 バス停はありますが、路線図や時刻表は貼っていません。日中は5分おきに来るので不要ですが、夜遅くなってくると本数が激減します。リマっ子ならだいたい主要路線を把握しているし、バスの側面に通過する通りの名前が書いてありますが、集金人に行き先を尋ねているペルー人もよく見かけます。ネットでいいから地図や表が見られるといいですね。

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2007年5月24日 (木)

泥棒が残したサイン

 Signos1 Signos2

 前の事務所にいたとき、外壁に謎のルーン文字が書かれていました。ペルー人の知人に話したら、メールで上の画像を送ってくれました。ファイルの出所は警察で、泥棒たちが下見した際に付ける目印の一覧だそうです。

 1枚目の画像、上の段左から「すぐ帰ってくる」「鍵開いてる」「空き家」。下の段は「警察に注意」「既に泥棒が入った」「盗めるぞ」の意。

 2枚目の画像、上段左から「バケーション中」「女性一人住まい」「目ぼしい物無し」。下「とても良い家」「犬がいる」「何も無い」。

 警察にバレたのでもうこのサインは使ってないと思いますが、女性の一人暮らしは危ないんですね。うちに書かれた文字はリストの中にはありませんでしたが、すぐに消しておきました。

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2007年5月23日 (水)

鉄格子と警報機を設置

 Seguridad1 Seguridad2 Seguridad3

 事務所の移転先が見つかったあと、何を最初にしたかというと、各種防犯装置の設置です。窓には鉄の柵を溶接し、ドアも木製だったのでプロテクト。帰るときはいちいち上下のかんぬきをずらし、でっかい錠をそれぞれにかけます。

 窓は最初からマジックミラーになっていました。なるほど防犯上中が見えるの良くありません。でも代わりにカーテンレールが無いんですよ。晩電気を点けたら丸見えです。策に溺れてます。

 ドアと窓の内側はセンサーが見張っていて、動きを感知して操作盤のキーが点灯します。帰りにアラームをセットしておくと、侵入者があった場合は点灯と同時に警報が鳴り始め、暗証番号を入力しないと警備会社に連絡が行きます。彼らはすぐに登録した番号、うちの場合は同僚の携帯に電話してきます。

 Boxerという警備会社なんですが、月US$30払ってるそうです。電話線を切られたときのために、警報機には携帯が内蔵されています。また、こないだ配電盤の不良で事務所が停電したときは、夜中だったにもかかわらず同僚は携帯電話で叩き起こされたそうです。その後翌夕までしっかりバッテリーで駆動。大まかなお国柄なのにこの手の話は大真面目です。

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