2007年3月13日 (火)

目的と手段

 好きな言葉に「手段のためには目的を選ばず」があります。GPSを使いたいから旅行する、RSSリーダーをいじりたいからブログを読む、くっつかないしゃもじを試したいからご飯を炊く、等々。

 先月は語学学校がお休みでした。無事進級できたのに、クラスの皆さんが旅行に行ったり帰国したりしたため、次のレベルの登録者が僕の他にいなくなり、休講になってしまいました。1ヶ月も待てない、試験受けるから飛び級させろ、とごねてみましたが、そこは余計なことは一切しないペルー人、一顧だにされませんでした。まぁ試験受かる気もしませんでしたが。

 そんな話を知人にしたら、「1つ下のクラスをもう一度受けたらいいのに」と忠告されました。「ただでさえギリギリで進級してきてるのに、また試験受けてもし落ちたらどうすんだ」と答え、そのままオフに入りました。

 一月も休むと、ただでさえあまり話す機会のないスペイン語をもっと喋らなくなりました。喋り癖をなくさないために、下のクラスに編入した方が良かったようです。そもそも進級するために学校に通っていたわけじゃなく、学校が設定したレベルは上達を量る指標でしかなかったんですよね。

 すっかり目的と手段が入れ替わっていました。ただ僕の場合それは今に始まったことじゃなく、学生時分も、中間や期末テストで叱られないことが勉強する目的でした。学生時代もっと勉強しときゃなぁ、と後悔していますが、その前に勉強する理由をちゃんと考えなきゃいけなかったとプチ反省。

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2007年2月 7日 (水)

Wikipediaを和西辞典代わりに

 Wikipediaって和西辞典代わりに使えますね、って話です。

 先日広告屋さんから、「素材として受け取った印刷物をスキャンしたら、画像が荒れて使えない」と問い合わせがありました。スキャナーのモアレ除去モードを使えば荒れないはず、と説明したかったんですが、モアレって西語でなんて言うんだ?

 電子辞書や辞書ソフトには載ってませんでした。しばらく悩んで思い出したのがWikipedia。まずは日本語で「モアレ」を引きます。これまで、模様が荒れる⇒模荒れ、だとばかり思ってましたが、フランス語「moiré」から来てたとは…。

 Moire

 で、画面左下にある「他の言語」欄から「Español」をクリック。西語版Wikipediaの「Patrón de moiré」という項目が開きます。まんまって気もしますが、知らないとわからない訳。

 Wikipediaは英語版の方が収録単語が多いので、日本語版に無かったり、日本語の頁に西語版へのリンクがない場合は、諦めずに英語版で検索すると見付かる場合があります。

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2007年2月 6日 (火)

快適辞書ソフト「Babylon 6」

 電子辞書は紙の辞書と比べ桁違いに引きやすいです。でも、文字を打つのすらアンニュイな午後があります。特にパソコンを使ってるときは、全部パソコン上で済ませたいところ。

 オンラインソフトに決定版的な辞書ソフト「PDIC」(試用制限無しのシェアウェア)があります。これと組み合わせる英語の辞書ファイルには、恐ろしく語彙が豊富な「英辞郎」(1,980円)があります。しかし、他の言語用の辞書ファイルはまだまだ登録単語数が少ないです。そこで、7,900円と高価ですが「Babylon 6」というソフトを使っています。

 Babylon1 Babylon2

 西語のホームページを見ている時、知らない単語があったらマウスの真ん中ボタンでクリックします。すぐに英訳がポップアップするので、それで意味がわかれば吉。わからない場合はBabylon上の英訳をクリック。西英辞書の他、英和もインストールしてあるので、今度は和訳が表示されます。

 日本語から西語を知りたい場合は、和英・英西が入れてあるのでそれを活用します。日本語を入力して英語に。さらにクリックして西語を表示させます。

 Babylon3 Babylon4

 バージョン5から6になって良くなったのが、曖昧さを許容する点です。前は「sabado」(“土曜日”のスペルミス)と入れるとそんなの無いよと冷たい返事でした。今は何事もなかったかのように「sábado」の訳が表示されます。これで電子辞書に並びました。といっても、電子辞書はアクセント記号が入力できないためAとÁを同じ文字として処理してるだけっぽいんですが。

 Googleなんかでお馴染みのサジェスト機能も付きました。「sabad」を検索すると、もしかして「sábado」?と聞いてきます。うろ覚えの単語を探すとき、これは非常にありがたいです。

 Babylon5 Babylon6 Babylon7

 これは前からある機能ですが、活用形に対応してるのもありがたい点です。「fui」と入れると原形の「ir」「ser」が表示されます。これくらいメジャーな不規則活用は電子辞書の見出し語にも入ってますが、「como」と入れて原形の「comer」が表示されるのは親切です。まぁ文脈もあるわけだし、規則活用くらいすぐ気付けって叱られると返す言葉はないですが。あと、過去分詞を入れたら原形の意味も表示されます。これも初学者にはありがたい。

 Babylon8 Babylon9

 辞書とは関係ないですが、通貨換算機能も便利です。レートはネット経由で更新されます。Googleに「100ソルを円に」と入れて検索してもいいんですけど、なんとなく快適。バージョン6からの新機能で翻訳もできるようになりました。こちらはまだまだです。

 「Babylon」はイスラエルの会社が作っています。ソフト本体を買ってしまえば、13言語の辞書が無料で使えます。英、独、仏、西、伊、蘭、葡、日、中(繁・簡)、露、スウェーデン語、ヘブライ語です。一つのインターフェイスで多国語が使えるのは快適。言語ごとに辞書ソフトを起動し直すなんて手間過ぎますし。ジーニアス英和大辞典など有料の辞書ファイルもあります。

 ただし、表示されるのはあくまで簡単な英訳だけで、例文は載っていません。動詞の活用表もありません。だから、読むときには便利この上ないツールですが、書くときには電子辞書や紙の辞書が必要になってきます。とはいえ、まだまだ完璧には程遠いですが、少しずつ理想に近付いている気がします。

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2006年12月11日 (月)

最適な西語学習法とは

 間違ってても正してくれる人がいない、ってのは、僕が今通ってる語学学校も同じように抱えている弱点です。

 うちのクラスは講師1人に生徒10人で、文法の説明の後、教科書に載ってる課題を隣の生徒と一緒に解いたりするんですが、講師は少しでも多く喋らせようとしているのか、この生徒同士の対話の時間をやたら長く取ります。確かにいろんな国の人と雑談するのは楽しいんですが、間違った西語がまかり通って、どっちも正さないし正せない。さらに、今は中級なのでそこそこ意志の疎通ができるんですが、去年は初級クラスに行ったので、北米人の巻き舌全開の濁った西語を聞かされて、けっこうなストレスでした。

 どうやら、グアテマラで通った教室のように、マンツーマンの方が習得が早そうです。ただ、マンツーマンだと気が抜けないので、続かない気もします。入門はマンツーマン、その後は1対多(10人くらいまで)の授業がいいなと思いました。

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2006年12月10日 (日)

西語学習の正統派と実践派

 クラスの皆さんの西語は2種類に分かれます。1つ目は正統派。母国で西語を学習してから来てる人たち。彼らは文法も語彙もバッチリで、あとは実戦で口を滑らかにするだけ。

 2つ目が実践派。彼氏がペルー人だったりして、「愛のために」ペルーに滞在してる人たち。旦那の実家に住んでたりするので、四六時中西語に囲まれています。コミュニケーションはもう全然取れる。ただ、文法が上達しないんだそうです。

 僕のこの一年もそうで、同僚に「昨日の返品だけど」と言ったら、「あぁ、○○社のやつか。あれはもう~ペラペラ」。仕事上の会話は状況が限られていて、1を言えばエスパー伊東ばりに察してくれます。彼女たちも同じで、活用があってようが間違ってようが通じ、誰も訂正してくれないんだとか。

 2派の違いは言い淀んだときに現れます。正統派は詰まると黙る。静かに体勢を立て直します。実践派は「Este…(そのぉ)」「¿Cómo se llama?(なんて言ったっけ…)」と挟み、とにかく音を出し続けます。僕はと言いますと、「うーん」とか、「むーん」とか。もろ日本語で繋いでましたね…。

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2006年12月 8日 (金)

日本人同士の距離感

 中南米に来る日本人には2通りいるようで、観光・仕事・恋愛が目的の人、語学・外人との交流が目的の人、に別れます。

 前者は、例えば興味が遺跡のみに集中。マチュピチュが長野にあったら楽ちん、なんて考える。このタイプは日本人を見かけると「わーい、日本語話せる」とうれしそうにします。

 一方後者は「え?、なんでこんなとこまで日本人来てんの?(君が歩き方読んでるからだ)」と露骨に嫌そうな顔をする。ツアーで一緒になった白人に嬉々として英語で話しかける。「ここラテンアメリカ。なぜ英語圏行かない」と眺めてると、別のツアー参加者が「あなた中国人?。あそこの彼は日本人よね?。言葉全然違ったりするの」などと尋ねてきます。

 語学学校でも見かけますが、こっちが挨拶したら思いっきり目を逸らす日本人がたまにいます。偶然目が合ったから仕方なかったし、気を遣って西語で声かけたし、なにより人間としてその態度間違ってます。

 とはいえ、僕もボリビア旅行中若い日本人カップルに出くわしたので、ツアーの間ずっと、西語で通してました。高山病で喋るのがしんどかったのと、二人の世界に浸りたいかな、と気を遣ったわけです。終盤ガイドに聞かれて日本人だと答えたら、聞き耳立ててたカップルさん、陰でこそこそ「あいつ日本人だったよ」「ずっとそうじゃないかと疑ってたのよ」と噂してる。僕の対人能力が低いのが悪いんでしょうけど、旅慣れてきたらこの辺の間合いがわかるようになるんでしょうか。

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2006年12月 7日 (木)

ペルー・カトリカ大学付属語学学校

 Inipuc1 Inipuc2

 INIPUC(Instituto de Idiomas de la Pontificia Universidad Católica del Perú)はAv. Camino Real 1037, San Isidroにあります。去年申込んだICPNAは、別の日にクラス分け試験を受けに来さされたんですが、カトリカはその場で面接。

 授業料は前払い制でS/.360(12,972円/月)と教科書代S/.140(5,045円)を払いました。レベル5~8は同じ中級(intermedio)の教科書なので、しばらくは払わなくて済むはず。

 授業は月~金の9時11時。祝日は休講です。途中で10分休憩があります。僕のクラスは生徒が10人。内5人が日本人。ブラジル人が半数を占めることはたまにあるらしいんですが、これだけ日本人が密集するのは珍しいと先生。

 授業は前の学校とそんな変わんないんですが、こぢんまりした建物の雰囲気が気に入ったのと、自転車じゃなくバスで通ってるので今度は続きそうな予感。唯一のネックは前の学校同様机と一体化した狭い椅子。またやめたくなる前に痩せなきゃ。

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2006年12月 4日 (月)

語学学校のクラス分け試験

 Icpna Inipuc

 1年前、語学学校ICPNA(北米文化センター。1枚目)に入り、自転車通学がたるくて一月待たずにリタイアしたんですが、数ヶ月後の帰国に備えて勉強し直すことにしました。普通2年も海外に住んでたって聞くと、ペラペラだと思いますよね。でも実際は旅行会話レベルなわけでして、帰国後周囲の期待と現実の間に深刻なギャップが出るのは必至。これはいけません。

 ICPNAではペーパーテスト+西語面談の結果、12クラス中下から4番目に配されました。一年後、別の学校ですが(INIPUC。ペルー・カトリカ大学付属語学学校。2枚目)、西語の面接を10分くらい受け、振り分けられたのは12レベル中下から5番目。1年で上がったレベルわずか1。全然進歩無し。そしてやたら正確な気がするクラス分けでした。

 面談では今週の予定を聞かれ、「未来形のテストだ!」と気付いて華麗にクリアしたんですが、相談事へのアドバイスを問われ、接続法で答え損ねてゲームオーバー。よくできてます。

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2006年10月31日 (火)

Wikipedia万歳

 5、6年前にWiki(ウィキ)の存在を知りました。ブログ同様ブラウザでWebサイトを編集する仕組みです。誰でも編集に参加できる点が特徴だったので、「そんなの無茶苦茶に荒らされて終わりじゃん。誰が使うんだ、こんなツール」と馬鹿にしてたところ、すぐに実例としてウィキペディアが登場(Wiki+encyclopediaなので、急増中のwikiって略称には違和感)。

 できたばっかのを見たときは、全然日本語の記事がなくて、「こんなん誰が記事書くんやろ。企画倒れもええとこ」と笑ってたんですが…すごいすわ、人類って。暇持て余しすぎ。ケチュア語版もあれば、クリンゴン語版まである。

 まぁやっぱ適当な点も多々あって、例えばボリビアの首都「ラパス」の記事を見てて、「Español」をクリックしたら西語版の「La Paz」が開かれます。わざわざ誰かがリンクを張ってるわけで、それにはまったく頭が下がります。ただ、標高の数字が微妙に違ったりします。

 期待してるのがWiktionary(http://ja.wiktionary.org/)。使い勝手のいいオンライン西和辞書って見当たらないんですよ。まだ語彙が少ないけど百科事典同様増えることを祈ってます。

 Wikibooks(http://ja.wikibooks.org/)、Wikiquote(http://ja.wikiquote.org/)も楽しみです。どちらもまだまだこれからのプロジェクトですけど、期待しています。とりあえず、青空文庫と統合されてくれるとうれしいですね。

■追加■
 すぐ半保護・保護になっちゃいますが、誰でも編集できることからくる欠点でしょうね。でも意見が対立してるって事実も、その項目に関する大事な事実やから、うざったいが必要な仕組みやと思います。面白いのは、99人対1人でもめてても、50人対50人でもめてても、同じように保護がかかる。少数意見の尊重って意味ではめちゃ理想的に民主的。

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2006年10月17日 (火)

電子辞書を大切にね

 Edictionary

 僕の鞄にはいつも電子辞書が入っています。シャープのPW-A8100って機種です。去年8400って後継機が出ました。強度向上と引き替えに分厚くなりましたが、これは必要悪です。僕は後ろポケットに入れたまま座って8100の液晶を割りました。

 その後8400を日本から持ってきてもらったんですが、丈夫になったとはしゃいでいたら、机から落としてまた液晶を割りました。今は日本に送って修理してもらった古い方を、セミハードケースに入れて大事に(普通に?)使っています。

 最近カシオに目が移っています。シャープは専用のカードで辞書を追加するんですが、2つ追加するときはカードを入れ替えないといけません。カシオの場合、SDカード内にどんどん足せるそうです。さらに、テキストファイルを転送すれば電子ブックリーダーにもなる。次壊したら必ず(もう壊すな)。

 ペルー人の同僚に、鞄は引ったくられるので、ズボンの内側に隠した方がいいと忠告されました。でも僕前科1犯だから。

■追加■
 その後、カシオの電子辞書だと動詞を活用形で引けると知りました。estuvoで引くとちゃんとestarが出てくるそうです。僕のやつだと「該当語なし」とつれない返事。シャープが不親切なのか辞書データを作成した白水社がいけずなのか知りませんが、西語のビギナーにはカシオを薦めます。

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